『一生モノ』

こんにちは。ライフアドバイザーの三田です。

みなさま。『一生もの』と聞いて、どんなモノを思い浮かべるでしょうか。

言葉を調べると

『生まれてから死ぬまで使い続けることができる、または、大切にし続けるもの。』

と出てきます。

例えばブランド品、なかなか手に入らない珍しい品、二度と買い替えることはできないような高価なモノ。

『これは一生もの。大事にしよう！』って思いますよね。

みなさま、大切な『一生モノ』をお持ちでしょう。

『一生モノ』の定義

整理収納アドバイザーでの『一生モノ』は少し違う定義をします。

『一度買うとそう買い換えないでいいモノ』

同じようで違います。

例えば…爪切り・おしゃもじ・靴ベラ

そんなモノもこの定義に当てはまります。

高価なモノであっても、100均で買ったものであっても同じです。

『一生モノ』の手放し方

『一生モノ』は一度家に入れると、意識して捨てない限り家に居座り続けます。

炊飯器を買い替えると、必ずついてくる『おしゃもじ』

キッチンの引き出しに何本も入っていませんか？

出先や旅行先で必要になって急遽１００均で買った『爪切り』ありませんか？

(うちは気づけば爪切りだらけでした…)

『一生モノ』はなかなか壊れないので、一つあれば十分です。

壊れていなくても、たとえ新品でも…

置いてある限り、スペースを占領し、探し物を増やす原因になっています。

気付いたモノがあれば手放してみてください。

格段に、スペースがすっきりし、生活しやすくなりますよ。

『一生モノ』の迎え方

わたしは以前、インドネシアのジャカルタという町に７年間住んでおりました。

ジャカルタにも『ダイソー』があり、日本人はもちろん、現地の人にも大人気。

しかし、金額はひとつ約２５０円。４つ買うと約千円でした…

いかがでしょう。ずいぶん買う時の気持ちが違いませんか。

現地の方にとっては立派な『高級品』です。

日本の１００均で売っている製品って、本当に素晴らしい。

『壊れない』のです。

そんなものが、『とても簡単に、安く手に入る』。それが日本です。

本当に素晴らしいし、幸せな環境ですね。

だかこそ、たとえ１００均であっても、家に入れる時には

『本当に必要だろうか』『家になかっただろうか』ということをしっかり考える必要あります。

ストーリー性のある買い方

もうひとつ。『一生モノ』を家に迎える時に有効な方法があります。

それはできるだけ『ストーリー性』を強くして購入する、ということです。

ストーリー性…とはそのモノを家にいれるまでの、物語です。

みなさま、今何か欲しいモノはありませんか。

それを、『安いから』『メジャーだから』という理由で簡単に選ぶのではなく、

インターネットや自分の足で見て回って、『ぜったいコレだ！』というモノを

探してみてください。

それが高価であるほど。手に入れるのが大変であるほど。

そのモノが『一生モノ』として大事に使われていくことになるでしょう。

１つのモノを長く、大事に使うことは結果的にエコなのです。

 

　わたしはその考えから、『急須』を買うのに２年かかりました。

インターネットで検索し、現物を店に見に行き。でも『何かが違う…』と気に入らず。

最終的には夫と店をまわっているときに出会った『南部鉄の白い急須』を買いました。

妥協して買わなくてよかったなぁ…と思い、大事に使っています。

きっと頑丈なので割れずに一生使うでしょう。

しかし、いまだに気に入る『湯呑』がなく…いつか旅先で出会うのを楽しみに待っています。

※それまでは、ティーカップでお茶を飲んでいます。ここまでくると、面倒くさいですよね。

 

よかったら『ストーリー性のある買い方』試してみてくださいね。

 

　どなたかのお役に立ちますように。