2023-05-09
N様邸工事進捗
皆さんこんにちは山中です。
N様邸新築工事進捗、通気工事施工中です。
通気くん
弊社の断熱工事は屋根には185mmの
ウレタン断熱を吹付します。
屋根面にウレタン吹付に先立ち屋根通気を確保するために
通気くんというスペーサー部材を垂木間の屋根面に施工します。
屋根通気の必要性
屋根通気とは
屋根通気とは、屋根断熱を取る際に、断熱材の外側に通気層を設けて空気を流すことを言います。
基本的に、天井断熱の時には小屋裏換気が、屋根断熱の時には屋根通気が必要になります。
屋根通気の役割
屋根通気の役割は、断熱材の外側に空気を流して湿気を排出することで、躯体や断熱材を守ることです。
断熱層を密閉してしまうと、逃げ場のない湿気は断熱材に溜まり断熱性能を低下させます。
それ以上に、野地板や垂木といった周囲の木部の含水率が上がり、躯体の劣化が急激に進む原因になり得ることが問題です。
さらに、万一屋根材を通して雨水が浸入すれば、排水されずに留まることになります。これも躯体の劣化を招きます。
コロビ止め施工
軒先側にはウレタン吹付がはみ出ないように止め材にコロビ
止めを施工します。
また、ケラバ側も通気させる為に通気孔をあらかじめ施工しておきます。
水上から撮影した垂木通気の様子
垂木間の様子ケラバ側の通気孔と奥に見える光が水下側の
垂木間屋根通気層です。
通気検査合格です。