外装調査
外装メンテナンス工事準備のお客様より
調査の依頼で調査行ってきました。
外壁のメンテナンスをするのは、立地条件にもよりますが、一般的には10年~15年と言われています。
まず、メンテナンスの時期を認識することが大事です。調査を行ったお客様の建物は築20年で、新築時からメンテナンスは一度もされて
いませんでした。
調査する部位は屋根や外壁全体の状態、板金等の鉄部の状態、サッシ廻りや、サイディングのジョイントに施工しているシーリングの
劣化状況を確認します。
「外壁のチョーキングの確認」
外壁のチョーキングの有無を確認したところ、チョーキング状態が確認されました。
チョーキングが確認されたことにより、外壁の塗装の塗膜が劣化により機能していないという判断になります。
※チョーキングとは?https://www.reform-guide.jp/topics/siding-maintenance/
サッシ廻り、サイディングのジョイントのコーキングの劣化状況
サッシ廻りのシーリングの状況を確認したところ、シーリングの痩せが確認されました。
サイディングのジョイントのシール状況を確認したところ、シーリングが切れてハットジョイナーが見えている状況を確認しました。
※ハットジョイナーhttps://shine-paint.com/works/w_style-works/w_siding/2018_5_n_ksama.html
この状態で何が起きるかと言うと、壁の中に雨水がどんどん入り木部を腐らせ白蟻の被害を受けて、構造躯体を改修しないといけない状態に陥ったりしますので、 外壁のメンテナンス工事も時すでに遅し、思わぬ改修工事の出費が発生したりします。
※(室内側の壁に紫色のシミが発見されたら既に手遅れです。)
私たちが推奨しますのは、8年経過した時点で外壁メンテナンスの準備検討を行い、9年もしくは
10年でメンテナンス工事を実施していただくということです。またカラーベストの屋根も同様です。
早め早めにメンテナンスを行えば建物は長くもちます。
メンテナンス時期をしっかり認識して早め早めのメンテナンスを心掛けましょう!